Palm III - WonderSwan Bridge

1.概要

準備：

• 半田ごて
• 半田
• 小型万力
• 小型プラスドライバー
• ニッパー
• テスター（配線確認用）
• 彫刻刀（WonderWave ケース加工用）

材料：

• The Bridge V-Clip(Palm III 用の周辺機器を Palm V に接続するための変換コネクタ)
  
  
• 耐熱ケーブル少々
• WonderWave
• シアノアクリレート系接着剤（アロンアルファ等）
  
• エポキシ系接着剤（透明のもの。10分間硬化型等早く固まるもの）

手順：（自己責任で）

• WonderWave をばらします。
  
  
• 半田ごてを使い半田を溶かして，基盤から WonderSwan へのコネクタをとります。
  
  
• The Bridge の Palm V 用コネクタのプラスティックカバーをとる。
  
  
• コネクタと基盤がL字型の金属ピンで接続されているので，コネクタ部を持ってピン全部を何度か折り曲げ，金属疲労でピンが切断されるまで繰り返す。
  
• 小型万力に Palm III コネクタ（「THE BRIDGE」とシールの張ってあるプラスティック部品）を固定する。
• 基盤に残った，金属ピンを，半田ごてで半田を溶かし，半田ごての先でピンを基盤から押し出すようにし，とれそうになったところで，ラジオペンチ等で一気に引き抜く。これを全部のピンについて行う。
  
• 基盤のピンを抜いた後の穴と，WonderSwan コネクタのピンを，耐熱ケーブルで下記のように配線する。
  （WonderSwan 側コネクタは凸型になるように置き下側の１〜４ピンに配線する。The Bridge はシールを上にして上面から配線するとよい）
  
  

  WS　コネクタピンの番号（WonderSwan 側から覗き込んだ図）
  　　───────
  　／　　　　　　／│
  ┌──────┐　│
  │　１２３４　│／
  └┐　　　　┌┘│
  　│５６７８│／
  　└────┘
  
  The Bridge 基盤の番号（THE BRIDGE のシールを上にした図）
  ┌──────────┐
  │１２３４５６７８９10│
  │　　　　　　　　　　│
  └──────────┘
  
  WS　写真の線  The Bridge 基盤
  　　　　　　　　１ DTR
  １───赤───２ VCC
  ２───青───３ RxD
  　　　　　　　　４ RTS
  ３───黄───５ TxD
  　　　　　　　　６ CTS
  　　　　　　　　７ 
  　　　　　　　　８
  　　　　　　　　９
  ４───黒───10 GND

• WonderWave のプラスティックケースのうち，上面からみて右側を，The Bridge の基盤の厚み，幅分，彫刻刀で削り，The Bridge の基盤をはさんでもきちんとふたが閉まるようにする。
• WonderWave のプラスティックケース上側を下にして，瞬間接着剤を本当に少しだけつけて，ケースとWonderSwan コネクタを「仮に」固定する。
• エポキシ接着剤を用意（主材と硬化剤をまぜる）する。接着に必要な分より多めが良い。
• WonderSwan コネクタまわりにエポキシ接着剤をつける（WonderSwan 側にはみ出ないようにしながら，たっぷりとつける）。The Bridge 側にもたっぷりとつける。
• WonderWave のケースを閉じて，しっかりねじ止めする。
• WonderWave ケースと The Bridge の隙間にもエポキシ接着剤を充填し，すきまがないようにする。
• 硬化開始したころ（10分間硬化型なら混ぜ合わせてから10分後くらい）に「電池をはずした」WonderSwan に接続し，WonderSwan 側コネクタがきちんとした位置になるようにしておく。
  最終硬度（実用硬度ではない）に達するまで決して電源を入れないようにすること。
  

参考：